黒猫に服従
□episode:4
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「遅かったね」
「……スイマセン…救急車が来て少しゴタゴタしちゃって……」
「ふーん」
「えと………あの…それで私……何か違反してましたっけ…?」
駆け付けた救急隊員の質問攻めをなんとか撒いて(やったのはうちの学校の風紀委員長だとはとても言えない)、
鞄を教室に置いた後、
やっぱりどんな固い決意をしても消えることのない暴力への恐怖に怯えながら、
重たい脚をやっと引きずって訪れた応接室。
そこには、
すました顔の雲雀さんが、
革張りのソファに我が物顔で座っていた。
まぁ、
この部屋もこのソファも、
最早学校公認(黙認?)で雲雀さんの物なんだろうけど。
episode:4
『応接室の特別指導』
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